チャンスを味方にする思考法

人生、山あり、谷あり。考え方を変えることで、チャンスは味方してくれる。

「できる!」と思いこむことで「自信」につなげて成果にする

卓球の伊藤美誠選手が、
「勝てると思った方が勝つ!」と
自分自身を鼓舞するかように
インタビューで答えていたことがありました。

 

卓球というスポーツは、
幼い子供の頃から人の何倍も練習して
日本代表のユニフォームがやっと着れる、
選手層の厚さを感じるスポーツですが、

 

この伊藤美誠選手の発言も
いまよりもっと若い、何年か前の発言です。

 

こんな年齢で、
「勝てると思った方が勝つ!」なんて言ってのける心臓が欲しいと
真剣に思ったものです(笑)

 

 

技術だけでは乗り越えられない大きな壁

 

スポーツの試合は、
どれだけ努力しても終わりがなく、
どれだけ努力しても本番にチカラを出せないのなら、
勝利は手にできないシビアな世界です。

 

技術的な努力と強い精神力の両輪を発揮できて、
初めて試合に勝利することができる。

 

私が子供の頃から体験してきた芸術の世界も同じで、
技術だけでは乗り越えられない壁が、
「結果」の前に存在します。

 

たくさんたくさん練習しても
ステージの上に立った途端、頭が真っ白になり、
自分がどこにいて、
なにをしているのかがわからなくなる…

 

そんな体験を積み重ね、
どんな場所でも、どんな場面でも、
平常心を保てるメンタルトレーニングは、
必要不可欠だと感じます。

 

いま、このときに自分のチカラを出せないのなら、やらなかった人と同じになる

 

人一倍、努力した。

人一倍、他のことは諦めてきた。

人一倍、集中して頑張ってきた。

 

そんなふうに思い過ぎて、
自分にプレッシャーをかけてしまい、
足も手もガタガタ震えて、
心は上滑り状態で焦りだす…

 

結果、惨敗…

 

これを何度も何度も体験し、
本番にチカラを出し切れない要因はなんだろう?と
考え続けたときがありました。

 

いまでは当たり前のように「コーチング」というスキルで、
メンタルをサポートする技術がありますが、
当時はコーチングが浸透していない時代でした。

 

いま、このときに
頑張って努力してきたチカラが発揮できないのなら、
やらなかった人と同じになります。

 

悔しい想いをしたくないのなら、
「いま!!!」というときに、
実力が発揮できる心を育てることがポイント。

 

スポーツでも、芸術でも、夢を追いかける過程でも、ビジネスでも、
「いま!!!」という瞬間は訪れます。

 

結果の差はメンタルに左右される。

 

これが紛れもない勝利(成果)へのポイントです。

 

いまに集中できるメンタルを鍛えるには「自信」

 

伊藤美誠選手の「勝つと思った方が勝つ!」という言葉の裏には、
「勝てるだけの努力はしてきた!」という自信が存在します。

 

もちろん、
それをインタビューで言ってのけたのですから、
相当な自信だったはず…

 

しかし、それでも勝てないときもある。

 

その勝てないときに共通するのは「心の隙」です。

 

● 少し弱気になった

● 傲慢になってしまった

● 自分よりも努力した人がいた

● 人のことが気になって集中できなかった

● 自信がない場所を相手に突かれた

● 詰めが甘かった

 

などなど、

 

技術的に反省する部分も踏まえて、
メンタルでカバーできる部分はたくさんあります。

 

これを練習の段階で、
どれだけ冷静に分析し、
「心の隙」をつくらないのか…が、カギになると思っています。

 

人の何倍も努力したのなら、
そのことに「誇り」が生まれます。

 

この「誇り」を「傲慢」に変えなければ、
ちゃんと心の主軸になる「自信」の大木が育っているはず。

 

その自信の大木が、
いまに集中できるメンタルのポイントです。

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com 

「できる!」と思いこむことで「自信」につなげて成果にする

 

「自信がない」と口にする人は、
驚くほど、たくさんいらっしゃいます。

 

人一倍練習した、
実力も勝てる術力を備えている、
そんな人でも「自信がない」と口にするときがあります。

 

勝てる(成果にできる)チカラがあるのに
勝てない(成果にならない)。

 

そんなときは、
「できる!」と思いこむことで「自信」につなげて成果にする。

 

そう、自己暗示です。
この自己暗示、とても効果的。

 

言霊というものは本当にあるのだと思うのですが、
プラスの発言を繰り返すと、
自分の耳からプラスの発言が入ってきます。

 

自信がある人は、
そんなふうに自己暗示を上手に使っているのです。

 

そして、
「できる!」と思いこむことが難しい…と感じるのなら、
単純に、努力の量が足りないケースがほとんど。

 

自分自身が納得できない努力の量だと、
なかなか「できる!」とは思いこめないもの。

 

自信につなげるのなら、人の何倍も努力する。

 

アスリートが教えてくれるメンタルトレーニングは、
それを立証しています。


「夢をつかみたい」と願う気持ちや叶え方は、
アスリートも、ビジネスパーソンも、一般市民も、
みんな同じ条件なのだと思います。

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com

 

korewatamichi.hatenablog.com

  

 

written by 上平薫里:人材育成コンサルタント

 

 

WEBサイト「THE ROOTS」にて、インタビューを掲載いただきました。

ワンステップ 上平薫里

 

Kaori Uehira Express by writing

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