チャンスを味方にする思考法

人生、山あり、谷あり。考え方を変えることで、チャンスは味方してくれる。

「ズルい英語」の発想から学ぶ、相手に伝わり、相手の心を掴むコミュニケーション

伝えたいことがたくさんあるとき、
「自分が伝えたいこと」を散弾銃のように話す人は、意外に多い。

 

きっと、心に余裕がなかったり、
自信がなかったり…が原因だと思いますが、
まずは「伝わっているかどうか…」を大事にすることから
始めてみたらいいと思います。

 
コミュニケーションはキャッチボール。

 

相手との会話を楽しむことから、
様々なチャンスが生まれるのだと思います。

 

ここでは「ズルい英語」という発想から、
相手に伝わり、相手の心を掴むコミュニケーションを考えてみましょう。

 

 

「ズルい英語」という発想

 

私が大学を卒業して、
アメリカ留学を控えていたときのお話です。

 

当時の私の英語力は低く、カオス的な状態でした(笑)

 

音楽を学ぶための留学だったので、
英語のスキルには重きを置いていなかったのですが、
現地での生活で英語は欠かせません。


突如決まったアメリカ留学に「英語スキル」という不安材料を抱え、
私は急遽、英会話を学びにいきました。

 

そして、焦っていた私に先生が教えてくれたのが
「ズルい英語」とう発想でした。

 

「〇〇でなければならない」という規制を捨てる

 

「あなたは、いま22歳だけど、
英語を話すときは小学生くらいの子供だと思って話しなさい」

 

これが、先生が教えてくれた「教え」です。

 

日本人は英語を学ぶ時間は長いのだけど、
身につける語学としてのレベルには至っていないことが多く、
「英語で会話しないといけない」と思えば思うほど、話せなくなります。

 

そのとき頭の中にあるのは
「文法が…」「単語が…」「複数形だっけ?」というような、
教科書の中に書いてあることです。

 

いま、口から飛び出してくる英語は、
教科書の中に書いてあることと間違っていないか…

 

そんなことが頭の中をグルグル回り、
口ではモゴモゴともたつく。

 

「正しい英語を話さなければいけない、だって、勉強したから…」

 

そんなふうに「〇〇でなければならない」に縛られて、
会話を楽しむことすらできません。

 

先生が私に教えたかったのは、
まずは「〇〇でなければならない」という思い込みを捨て、
「子供のように自由な発想で会話を楽しむこと!」でした。

 

 そのためには
「『〇〇でなければならない』という規制」を捨てることを教えたのです。

 

コミュニケーションでは、「伝える」ではなく「伝わる」が重要

 

「伝わらなければ、伝えないことと同じ!」

これは、私が講師を育成するときに話すことです。

 

講師のように人前で話す仕事の場合、
「伝えたいこと」や「伝えること」ばかりが先行し、
受講生に「伝わっているのか」が薄れるケースがあります。

 

コミュニケーションでは、
どんな場面でも「伝わっているのかどうか」が重要事項。

 

英会話も同じで、
文法や難しい単語を知っていたからといって、
伝わっていないのなら、伝えないことと同じなのです。

  

伝わることをメインにするなら、伝わるように話す

 

文法や難しい単語での英会話レベルに達していないのなら、
「間違っていてもいい」「知っている簡単な単語でいい」と、
自分の中の「〇〇でなければならない」という規制を外して、
自分のレベルで伝える。


クイズ形式でもいいので、
相手にどの程度伝わっているのかを探りながら会話する。

 

「子供のレベルで話す」ということは、
「わからないからカッコ悪い」なんていう考えはありません。

 

まずは、どんなに遠回りの会話でも
伝わることから達成感を得て、会話することを楽しんでいく。

 

一見、レベルの低い会話のように思われますが、
「伝わる」という観点から考えると、
この遠回りのコミュニケーションのレベルは高く、
また、時間をかけることにより、
信頼関係も結びやすいコミュニケーションです。

 

これが「ズルい英語」の発想。

 

難しいくもない、間違ってもいるけど、
確実に伝わり、相手の心を掴む…という発想の考え方です。

 

「カッコ悪い」けど「カッコいい」

 

「誰かに評価してもらいたい」と欲張れば、
「カッコいい」を求めてしまうのが
「人」という愚かなイキモノ(笑)

 

しかし、ボールを投げて、
剛速球なら相手は受け取ることができません。

 

コミュニケーションでは、会話のキャッチボールが大事。


相手が取りやすいボールを投げることが基本です。

 

あなたが「私は剛速球投げれるの!」と
自慢する場所がコミュニケーションではないはず。

 
「剛速球は投げれるけど、相手のことを考えていない人」
という評価を受ける可能性もあります。

 

「カッコ良さ」や「自分の能力」をアピールするのではなく、
相手に伝わるように噛み砕き、伝わるボールを投げる方が、
カッコ悪く見えてもカッコいいのです。

 

「ズルい英語」という発想は、
カッコ悪いけど、相手に伝わり、相手の心を掴むコミュニケーション。

 

あなた自身が楽しみながら会話できているかどうか…は、
確実に相手に伝わります。

 

そして、それが「カッコ悪いけどカッコいい人」と
評価されるのではないでしょうか。

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com

  

 

written by 上平薫里:人材育成コンサルタント

 

▼ 上平薫里のプロフィール ▼

korewatamichi.hatenablog.com 

WEBサイト「THE ROOTS」にて、インタビューを掲載いただきました。

ワンステップ 上平薫里

 

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