チャンスを味方にする思考法

人生、山あり、谷あり。考え方を変えることで、チャンスは味方してくれる。

「逃げていいとき」と「逃げてはいけないとき」を見極める思考法

 

企業では、有能な人が鬱や適応障害になり、
仕事を辞めてしまうケースが増えています。

 

仕事をしている限り、ストレスは多少あるものですが、
心を病んでしまうくらいまで追い込まれるケースは、
良いこととは思いません。

 

仕事が原因で病気になり、
人生が思ってもいなかった方向へと向かってしまうことは、
辛いことだと思います。

 

それまでに、何か解決策はなかったのか…

 

ここでは、逃げていいときと逃げてはいけないときを
見極める思考法を考えていきたいと思います。

  

 

逃げていいときの基準を設けて、自分を守ることも必要な時代

 

人生において、いろんな困難や問題事は起こります。

 

平穏に、穏便に毎日を過ごしたいと願っていてもです。

 

自分自身が困難や問題事のど真ん中にいるケースもあるし、
家族や同僚・知人友人からのもらい事故のように
巻き込まれるケースもあります。

 

「問題ごとは試されごと」なんて、
カッコつけて受け止められるほど余裕がないときもある。

 

人に相談したら「また逃げるの?」なんて、
決めつけからの心ない言葉をかけられ、
どんどん追い込まれるときもある。

 

自分なりの「逃げていいときの基準」を設けて、
自分自身を守る防御法を学ぶことが必要な時代になりました。

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com  

逃げていいとき① 理不尽なことを押しつけられたとき

 

ネット社会になって、
SNSなどで自由に発信するのはいいのだけど、
そこに秩序やモラルが欠けているな…と思うケースがどんどん増え、
ストーリーの捏造やデマまで氾濫し、社会問題化しています。

 

「感情」でブレーキが利かない状態になってしまっていれば、
SNSやネットは人を殺せるほどの威力がある凶器です。

 

誰がどんな感情を持っているのか…なんて、はかりしれません。

 

こういった「感情にブレーキが利かない状態」の相手は、
自分の正義を押しつけようとする傾向があり、
納得がいかない理不尽なことを押しつけてきます。

 

そんなときは、逃げていいのです。

 

逃げていいとき② 身の危険さえ感じるとき

 

日本人は集団行動が好きです。
それゆえ、すぐにグループ化したがります。

 

以前、議員の方と
「いじめ」についてお話する機会がありました。

 

そのときにおっしゃっていたのは、


「大人のいじめが頻繁にある。
だから子供のいじめが減らないし、SNSが悪質化させている…」

 

とても重い言葉でした。

 

身の危険を感じたら、逃げていいのです。

 

逃げていいとき③ 心が壊れてしまいそうなくらい追いつめられたとき

 

人によっては、ストレスの発散のように
ターゲットを決めて追いこんでくる人がいます。

 

ターゲットにされたら、
たまったものじゃありません。

 

そんなケースも増えてきたので、
自分の心が壊れてしまう前に、逃げることも考えてみてください。

 

あなたの心の健康が第一です。

 

逃げていいとき④ これ以上頑張っても良くならないな…と見切りをつけられたとき

 

困難や問題事に対して、ある程度頑張ったけど、、
これ以上頑張っても良くならないな…と感じたのなら、
見切りをつけていきましょう。

 

頑張ったことが報われない世界なら、
そこから逃げてもいいのです。

 

ただし、「私は精一杯頑張った!」と
自分自身を認められたのなら…が条件です。

 

逃げていいとき⑤ 自分のやりたいことが他にあるとき

 

本当は、自分には他にやりたいことがある…と
割り切れているのなら、
いまの世界から逃げていいと思います。

 

そこで踏ん張って頑張るよりも、
自分が本当にやりたいことの世界で踏ん張ることの方が、
時間と精神力の浪費にはならない。

 

もしも、あなたに他にやりたいことがあるときは、
割り切って、いまの世界から退散しましょう。

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com  

korewatamichi.hatenablog.com

 

もしも、原因が自分にあって、ここは逃げずに踏ん張った方がいいな…というとき

 

困難や問題事の原因が自分にあるのなら、
逃げずに踏ん張った方がいいと思います。

 

まだ、どこかに改善点があるかもしれないし、
困難や問題事を乗り越えた先に
まだ見ぬ成功の景色が広がっているのかもしれません。

 

これこそ、試されごとなのかもしれないのです。

 

逃げてはいけないとき① 嫌だと思う感情と自分の課題をすり替えてしまっているとき 

 

好き、嫌いの感情に振り回されて、視野が狭くなっているのなら、
逃げずに立ち向かった方がいい。

 

もしかしたら、「嫌だ!」と思う感情が強すぎて、
自分の課題をすり替えて毛嫌いしているのかもしれません。

 

冷静になって、客観的にみる練習をして、
まだ頑張れる余地があるのなら、
「自分の課題」と捉えて、諦めずに乗り越えてみましょう。

 

逃げてはいけないとき② 言い訳なのに、逃げたいがために都合よく口実とすり替えているとき

 

人は弱い。

 

言い訳なのか、そうでないのか、本当はわかっているのだけど、
嫌な感情が先だって、
自分を言いくるめるように「口実」として使ってしまうことがあります。

 

まず、その癖を認めましょう。

 

そして、逃げずに頑張ってみましょう。

 

「口実」で誤魔化して、まんまと逃げられたとしても
後になって後悔してしまうのがこのケース。

 

信頼できる人に
「言い訳」なのか「言い訳じゃないのか」、
見極めてもらう方がいいと思います。

 

逃げてはいけないとき③ 嫌な課題の問題点が自分自身にあるとき

 

嫌な課題の問題点が、本当は自分自身にあったとすれば、
逃げてはダメです。

 

自分に負けて逃げてしまうと、
どんどん自己肯定感が低くなるのです。

 

自己肯定感が低くなれば、何をやっても上手くいかなくなる。

 

逃げ癖がついてしまいます。

 

そうならないように「乗り越える体験」をし、自信をつけ、
自己肯定感を高めていきましょう。

 

小さな成功体験の積み重ねが、
これからの未来へと繋がっていくのですから。

 

 逃げていいときと逃げてはいけないときの見極め方

 

人生において、
困難や問題事、感情的に嫌なことはたくさんあります。

 

そんなときに、どんなふうに
「逃げるべきか」「逃げずに立ち向かうべきか」を
見極めていけばいいのでしょうか。

 

ここでは、
私がおこなっているチャック項目をあげたいと思います。

 

逃げたときを想像して、メリットとデメリットを書き出してみる

 

書き出すということは、頭の中の整理になります。

 

感情的に「嫌だ!逃げたい!」と傾いているのなら、
まず、冷静にある必要がある。

 

そのために、書き出して視覚化してみましょう。

 

その際、逃げたときを想像し、
メリットとデメリットを書き出してみる。

 

それをじっくりと考えて、
頑張って立ち向かった方がいいのか、
逃げた方がいいのか、判断材料にしてみましょう。

 

身体に異変がないかチェックする

 

円形脱毛症、原因不明の発熱や目まい、蕁麻疹、頭痛や不眠など、
身体に現れる異変はサインです。

 

自分では頑張れると思っていても、心が限界のときがあり、
身体は正直に反応します。

 

甘く考えず、医師に相談してみましょう。

 

相談できる人に話を聞いてもらい、客観的なアドバイスを受ける

 

相談できる人に話を聞いてもらい、
客観的なアドバイスを受けることは有効ですが、
「誰に相談するのか」がポイントになってきます。

 

私は、できるだけ客観的に判断したいときには、
カウンセラーやコーチなどの専門家で信頼できる人を選びます。

 

また、友人知人、同僚ではない人に相談することも有効だと思います。

 

なぜなら、感情が入らないから。

 

できるだけ客観的に捉えたいときは、そういう人に相談します。

 

いままでの自分の人生を振り返り、考え方の癖を意識して変えてみる

 

いままでの自分を振り返ると、
「逃げた」経験がたくさんあって、後悔をしているのなら、
考え方の癖が問題なのかもしれません。

 

同じような問題事が起きているのなら、
意識していなくても、
自分自身にも、何らかの問題があるのかもしれません。

 

考え方の癖を知ることは大事なことで、
これからの人生が良いものになるように、
考え方の癖を意識して変えてみましょう。

 

 まとめ

 

「逃げることは、良くないこと」という概念は、
変わってきたように思います。

 

時代の変化とともに世の中の秩序やモラルが欠如し、
正義という名の「加害者」もたくさん存在します。

 

逃げる、逃げないの判断が難しくなってきていますが、
大事なことは、そのあと、自分がどう生きるか…なのだと思います。

 

  

written by 上平薫里:人材育成コンサルタント

 

▼ 上平薫里のプロフィール ▼

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WEBサイト「THE ROOTS」にて、インタビューを掲載いただきました。

ワンステップ 上平薫里

 

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