チャンスを味方にする思考法

人生、山あり、谷あり。考え方を変えることで、チャンスは味方してくれる。

「大きな転機」を求めすぎると本当のチャンスをつかみ損ねる

年末になると、
「高額当選」のある宝くじ売り場に列ができます。

 

誰もが1度は、
「宝くじが当たったらいいな…」と思ったことがあるはず。

 

夢のような「大きな転機」を求める気持ちは、
いまの現状と望んだ形とのギャップの表れです。

 

ここでは「大きな転機」を手に入れたい人への思考法を
考えていきたいと思います。

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com  

 

「大きな転機」を求めてしまうのは、シンデレラコンプレックスかもしれない

 

ディズニーで有名なグリム童話の「シンデレラ」。

 

義理のお母さんやお姉さんにいじめられ、
不遇な生活の中、

 

突然、魔法使いのおばあさんが現れて変身させてくれ、
ハイスペックな王子様が迎えに来てくれる…

 

物語としてはおもしろいのだけど、
これは現実には、
ほとんど、ありえないレアケースです。

 

シンデレラコンプレックス」とは、
シンデレラのお話のように

 

「いつか誰かが現れて、現状を変えてくれる」

「誰かがなんとかしてくれるのを待つ」

 

そんなふうに、
夢のような大きな転機を、
誰かに依存する形で求める思考です。

 

なぜ、そんなに大きな転機を求めてしまうのだろう…

 
まるで宝くじに高額当選するような
「大きな転機」を求めるのはなぜ?と考えると、
焦りが必ず存在します。


いまの現状が望んだ形ではなく、心が疲れているのです。

 

そして、その現状を
「一気に解決したい!」と焦っているのです。

 

きっと、それだけ心の疲労が大きいのです。

 

また、いまの現状と望んだ形とのギャップを感じれば感じるほど、
周りの人の状態が気になり、人が羨ましく思えてしまいます。

 

そして、どんどん自分の足元の現状から目を反らす。

 

見たくない現実を拒絶し、「大きな転機」の夢に浸る。
現実逃避したいほど、心が疲れている。

 

まるで、シンデレラが
ネズミやネコと話しながら、
窓辺で遠いお城を眺め、夢見るように…

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com

 

魔法使いのおばあさんのような「誰か」を探す

 

「大きな転機」が夢のまた夢のように遠い存在なら、

 

「いつか誰かが現れて、現状を変えてくれる」

「誰かがなんとかしてくれるのを待つ」

 

そんなふうに依存願望が膨らみ、
シンデレラの中の「魔法使いのおばあさん」のような
変身させてくれる「誰か」を探し、待つようになるのです。

 

このように依存願望が大きい人は、
精神的に自立できていません。

 

自分で現状を変えていくしか、方法はないのです。

 

シンデレラの中の「魔法使いのおばあさん」は、
現実には存在しないし、
現実の問題事は、どんどん責任が重くなる一方で、
誰も助けてくれない…

 

パートナーや親に依存して、その役割を求めても、
幸せにはなれません。

 

実年齢では、そこそこ年を重ねているのに
心の中は、まだ自立できていないというアンバランス。

 

現実から逃げだしたい気持ちが、
精神的自立を邪魔しているのかもしれません。

 

だけど…

 

魔法使いのおばあさんは、いないのです。

 

誰かに依存しないと生きていけない人は、チャンスを待っているだけでチャンスをつかめない

 

「魔法使いのおばあさん」の出現を夢みて待ち続ける人生は、
幸せなのでしょうか。

 

もちろん、
現実には「魔法使いのおばあさん」が存在しないわけで、
いくら待っていても、時間だけが過ぎていきます。

 

その時間を使い、待つのをやめて、
自分でチャンスを引き寄せ、つかむ。

 

あなた自身が「魔法使いのおばあさん」になって、
かぼちゃの馬車を創り、
お城にいる「ハイスペックな王子様」との出会いを手に入れる。

 

精神的自立は、そうして手に入れるものなのです。

 

本当のチャンスは、ピンチの姿で訪れる

 

本当のチャンスは「ピンチ」 の姿で訪れます。

 

「チャンス」という名札をつけてやってきてくれれば、
チャンスと認識しやすく、
チャンスの前のピンチに立ち向かっていけるのに…と、
幾度も思うものです。

 

このピンチの姿で訪れるチャンスは、
「神様からの試されごと」です。

 

ピンチを乗り越えて、それが定着・安定したころ、
「あ、これがチャンスだったんだな…」と
自覚できるようになる。

 

チャンスかピンチかは、全てが解決して終わった後、
やっと「チャンスだったんだ…」とわかるのです。

 

「大きな転機」ばかりを探していたら、本当のチャンスは認識できない

 

依存願望で「大きな転機」ばかりを探していたら、
本当のチャンスは認識できません。

 

だって、ピンチの姿でやってくるのですから…

 

ピンチがやってきたときこそ「大きな転機(チャンス)」なんだと思い、
必死で立ち向かっていたら、
やがて、そのピンチが「魔法使いのおばあさん」だったことに気づくのです。

 

簡単に手に入らないからこそ、
「大きな転機(チャンス)」なのだと思います。

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com

  

written by 上平薫里:人材育成コンサルタント

 

▼ 上平薫里のプロフィール ▼

korewatamichi.hatenablog.com 

WEBサイト「THE ROOTS」にて、インタビューを掲載いただきました。

ワンステップ 上平薫里

 

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