チャンスを味方にする思考法

人生、山あり、谷あり。考え方を変えることで、チャンスは味方してくれる。

「人生100年時代」のセカンドステージを考える【未来を見据え、いまをつくる思考法】

いま、時代は「人生100年時代」といわれています。

 

人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。

 厚生労働省ホームページより引用▶▶

 

子供から学生になり、若者と呼ばれるようになり、
高齢者・シニアと呼ばれるようになる。

 

文字でみると「高齢者」「シニア」と呼ばれるのは、
ちょっと悲しいですが、
確実に若者ではなくなっていることを感じるのは、
40代からではないでしょうか。

 

人生をファーストステージとセカンドステージという分け方をするのなら、
40代からがセカンドステージといわれています。

 

ここでは、「人生100年時代」だからこその
「未来を見据え、いまをつくる思考法」を考えていきましょう。

 

 

「40代からがセカンドステージ」なら、いつから設計図を考える?

 

「歳をとる」ということは残酷なもので、
自分では「いつまでも若者」だと思っているし、
これからの人生も、まだまだ夢を描きたいものです。

 

ただ、永遠に歳をとらないわけではないので、
将来を見据えた人生設計は、
早めに考えていた方がいいと思います。

 

また、綿密な人生設計を描いていたとしても、
リーマンショックや戦争のような社会情勢で
強制的に描き替えが必要な場面もあるし、
離婚や介護などの
予想もしないライフイベントの変化から生じる描き替えもあります。

 

どんな状態になっても基礎となるものをつくっておくと、
慌てないかもしれません。

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com

 

40代からがセカンドステージといわれる理由

 

ファーストステージとセカンドステージとしての時期の分け方には、
いろんな意見があると思いますが、
人のライフイベント(結婚・出産・育児・介護など)から考えても
40代からは立場や役割が変わってきます。

 

生きる上での社会や仕事上での立場や役割、
親せきや家族の中での立場や役割、
若いころは甘えてもいい環境でしたが、
40代ともなると、そうはいきません。

 

立場や役割が変わると同時に「責任の重さ」も変わってきます。

 

「できることなら、お年玉をもらえる年齢で止まっていたかった…」と思うのは、
私だけではないと思います(笑)

  

体力と気力と現実のバランスを考えると、30代がターニングポイント?

 

永遠の20歳ではいられない私たちですが、
20代や30代では、まだまだ体力的には頑張れます。

 

少々、徹夜で仕事をしても、次の日にリカバリーはできる。

 

これが、40代になってくると違うのです。

 

40代前半は、まだ頑張る体力と気力がありますが、
40代後半は、体力と気力と記憶力が目に見えて下がり、
世間からの評価が厳しくなります。

 

しかし、当の本人は、なかなかその現状を受け入れられません。

 

受け入れると同時に
「もう甘えられない」
「責任から逃げられない」
「できないといえない」など、
状況や環境から追いつめられることを
心のどこかで察知しているからなのかもしれません。

 

30代から考えたい、セカンドステージの大ざっぱな枠組み

 

30代といえば、男性であれば、
会社の中では立場や役割がどんどん昇格していく時期。

 

独立も視野に入れながら、経験値を増やしていく時期です。

 

女性であれば、育児や子育てに追われていたり、
独身なら、未来を夢みて仕事のキャリアを磨いているのかもしれません。

 

男性も女性も、
いまの生活で、いっぱいいっぱいの時期で、
「未来のことは、まだ実感できなくても仕方がないかも…」と思いますが、
そんな時期だからこそ、
40代からのセカンドステージを見据えた準備期間でもあります。

 

お休みの日にノートとペンをもって、
静かなカフェや公園で心を落ちつかせて、
未来の自分のキャリアについて考えたり、
セカンドステージの
大ざっぱな枠組みを考える時間をつくってみてはいかがでしょう。

 

「大ざっぱな枠組み」を考えているのか、
毎日の日常に流されて何も考えないまま歳をとるのか、
この差は、今後、大きなものになってきます。

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com 

シニア層の貧富の差、広がってない?

 

先日、FPの知人と
「シニア層の貧富の差」という話になりました。

 

会社を定年退職し、
「セカンドステージ」を考えて、投資や起業を始める。

 

資本は退職金。

 

そんな流れが、最近多いそうです。

 

ただ、投資や起業は思っている以上に難しく、
甘く考えていると、
お金は湯水のように流れていきます。

 

政府も「人生100年時代」という言葉で、
シニアの心を煽っている気もしますが、
実際に上手くいっている人は多くはありません。

 

▼ 思考法 参考記事 ▼

korewatamichi.hatenablog.com

 

残された時間を逆算して、「小さく始めて大きく育てる」を目指す

 

投資会社や金融で定年退職まで働いて、
定年退職後に投資を始めるのなら、
コツがわかっていたり、業界知識があるので、
まだ資金を増やせる可能性はあると思います。

 

業界知識やコツや実情を知らず、
基礎力がない新しい世界でやっていこうと思うのなら、
まずは徹底的なリサーチをおこない、
「小さく始めて大きく育てる」を意識する。

 

お金をかければ上手くいくわけではありません。

40代でも50代でも60代でも、
残された時間と、体力と気力と現実とのバランスを良く考え、
セカンドステージの設計図を描きましょう。

 

セカンドステージは、あなたの人生の総まとめ

 

セカンドステージは、
それぞれの人生の「総まとめ」のステージ。

 

そこには、いままであなたが一生懸命生きてきて、
がむしゃらに頑張った軌跡があります。

 

セカンドステージという言葉を
「別の人生」と捉えることもできますが、
人生は一度きり。

 

もし、後悔することがあったとしても、
あなたの過去を消し去ることはできません。

 

「別の人生」と捉えるよりも、
「人生の総まとめ」として、
良かったことも、失敗したことも、
人生の「彩り」として捉えてみてはいかがでしょう。

 

いまが、いっぱいいっぱいで、
未来を見据えてセカンドステージを
考える余裕などないのかもしれませんが、
いまが未来をつくります。

 

人は40年も生きていたら、
何か1つくらいは、
誰かに貢献できるものを持っていると思うのです。

 

セカンドステージは、
ぜひ、誰かに貢献できるものをメインに据えて考えてみてほしい。

 

それが次の世代の人の礎となって、
誰かの生きる指針になったら、
あなたが頑張って生きてきたことの証になる。

 

私は、そんなふうに考えます。

 

その「貢献できるもの」が
「どんなところで求められているのか」を調べたら、
あなたのセカンドステージの居場所が見えてくるのだと思います。

 

未来を見据え、いまをつくる

 

まだ、セカンドステージのビジョンが見えないのなら、
まず、未来に向けて、いまを精一杯つくる。

 

いまが未来につながっているのだから、
いまを充実させましょう。

 

もし年齢が40代を過ぎてしまったのなら、
残された時間を逆算しながら、焦らず急ぐ(笑)

 

時間は有限です。

 

1日1日を充実させて、
セカンドステージへつなげていきましょう。

 

  

written by 上平薫里:人材育成コンサルタント

 

▼ 上平薫里のプロフィール ▼

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WEBサイト「THE ROOTS」にて、インタビューを掲載いただきました。

ワンステップ 上平薫里

 

Kaori Uehira Express by writing

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