「勝ち負けにこだわる人は豆腐メンタル」から学ぶ、カッコいい負け方【勝ち負けにこだわらない思考法】
仕事でもプライベートでも、やたらと「勝った!」「負けた!」と、勝ち負けにこだわって一喜一憂する人の反応は、勝ち負けにこだわらない人には、とても面倒です。
その逆で、勝ち負けに過剰に反応する人に対して、神対応ともいえる「負け方」がカッコいい人もいます。
さて、あなたは勝ち負けにこだわる人ですか?
(公開日2019年12月28日 再更新日2020年5月17日 :加筆修正あり)
▼ 思考法 参考記事 ▼
「勝って得るもの」「負けて失うもの」
時として勝つことは大事なこと。競い合いの中で磨かれていく実力もあります。
ただ、勝ち負けに必要以上にこだわる人は、「勝って得るもの」「負けて失うもの」、この2つの本質と向き合うといいかもしれません。
「なぜ、そんなに勝ち負けにこだわってしまうのか…」と、自分の心の奥底の心理を理解することで、負けることが怖くなくなるかもしれません。
勝ち負けにこだわる人は、豆腐メンタル
もし、あなたが「勝ち負けにこだわる」のなら、「なぜ、そんなに負けることが怖いのだろう…」ということを考えてみてください。
誰かに負けることは怖いですか?
誰かに負けて失うものはどんなものでしょう?
そんなふうに自分に問いかけてみると、あなたの心の奥底の心理が顔を出してきます。
そこには「劣等感」や「恐怖心」が存在していませんか?
自分では意識していなかった「劣等感」や「恐怖心」を認識すれば、もっと楽に、もっとあなたらしく生きられるはずです。
「勝ち負けにこだわる人は、豆腐メンタル」と評価される原因は、この「劣等感」や「恐怖心」を隠そう、隠そうとした結果、実は周りにバレていたからなのです。
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理想の自分が独り歩きしているケース
理想をもち、その理想に近づけるように努力することは良いことです。
しかし、理想が高すぎて独り歩きし、現実とのギャップがある場合、理想通りではない現実を受け入れることができなくなります。
思い通りにいかないことにイラ立ちを覚え、「劣等感」に潰されそうになる。
「いまの時点で理想を達成できない自分の負け(現実)」を受け入れ、認めることで「劣等感」ではなく、「敗因」が見えてくるはずです。
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周りの評価を気にし過ぎるケース
人と比べることがなければ、そもそも「勝った」「負けた」は存在しません。勝ち負けにこだわる人は、周りの評価を気にし過ぎるのです。
誰かに認めてもらうことで自分の心を保つ癖があるから、勝ち負けにこだわってしまうのです。
本来、「勝った」「負けた」と戦う相手は、他人ではなく自分自身であり、その頑張りを認めるのも自分です。
まずは「戦う相手」を間違えないこと。
それが人と比べたり、人の評価が気にならないようになる秘訣です。
自分を変えたいのに自信がないケース
自分を変えたい!と願っていても自信がないケースでは、「自信」になるものを探してしまいます。
自信がない人が「自信がない」を「自信がある」に変える簡単な方法が「人に勝つ」ということなのだと思います。
しかし、そんなふうに身につけた「自信」は、もっとできる人に出会ったときに簡単に崩れてしまう、脆いものなのです。
また、この方法を繰り返していると、自らがパワーゲームをつくりだしてしまい、周りを巻き込んでトラブルの中心人物になってしまう可能性があります。
そうなると、周りからの信用を失い、あなた自身が失うものが大きくなります。
自信とは、自分を信じること。
自分を信じて自分に勝つことが「自分を変える方法」です。
自分より弱い人をつくり、自分を大きく見せたがるケース
「勝ち」「負け」というパワーゲームのステージをつくり、勝つことで自分を大きく見せたい人は、勝つために自分より弱い人をつくろうとします。
いかにして勝つか…ということを追求した結果、人を否定したり、陥れることもあります。
しかし、「いつか自分が相手から潰されてしまうんじゃないか…」という恐怖に苛まれているからこそ勝っておきたいのです。そう、メンタルは豆腐状態。本当は自分が大きくないことも知っているのです。
その逆に、カッコいい負け方ができる人は、相手のこの心理を見破っています。勝たせてあげる心の余裕があるのです。
たとえ、負けたことによって周りの人に誤解されたとしても、誤解は誤解のまま、堂々と放置できるのです。
「勝って得るもの」「負けて失うもの」は、時間が経てば変化します。
ハリボテで大きく見せても、それが「ハリボテ」だとバレたとき、失うものは大きいのです。
勝つことでしか、自分を肯定できないケース
自己肯定感が低い人が多いな…と感じる昨今。勝つことでしか自分を肯定できない人は、勝ち負けにこだわります。
カッコいい負け方ができる人は、自己肯定感が高く、勝ち負けにはこだわりません。負けることが恥ではないからです。
もし、あなたが勝ち負けが気になるのであれば、勝っていても、負けていても、自分を肯定してみてください。
あなたは、あなたのままで、人と競わなくてもいい魅力があるはずです。
カッコいい負け方
勝ち負けにこだわる人が仕掛けてくる「戦」は、意外と周りの人も感じているものです。理不尽な「戦」を仕掛けられたら、逃げていいのです。
同じステージに立たない
「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマがありましたが、まさにその通り。
一瞬「恥」にも見えますが、不毛な戦いに時間を費やすことほど意味がないものはありません。
相手は勝ちたいのです。
ならば、「同じステージに立たずして負ける」を選べる人の方がカッコいい。
勝ち負けに巻き込まれることなく、勝ちを譲れる心の余裕をもちましょう。
勝ち負けに巻き込まれるということは、「勝てる」と思われている
勝ち負けに巻き込まれるということは「勝てる相手」として、見下されていることになります。
「同じステージに立たずして負ける」を選んだとしても、あなた自身が実力をつけない限り、また同じように巻き込まれる可能性があります。
人は勝てない相手に戦いは挑まないもの。
勝ち負けの不毛な時間にエネルギーを費やさず、地道にコツコツ実力をつけ、相手にしない選択を選べるようになりましょう。
「勝ちたい!」と思われることは、もうすでにあなたの価値が高いということ
勝ち負けの対象にされるあなたは、もうすでに相手が劣等感を抱くほどの「光る要素」を持っていることになります。
相手が「勝ちたい!」と思うことは、あなたの価値の証明でもあります。
そのことに自信をもち、あなたの光る原石を磨いていきましょう。
written by 上平薫里:人材育成コンサルタント
▼ 上平薫里のプロフィール ▼
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